前回の記事:スローライフ大国・オーストラリアで暮らすということ
英語の長期留学を考えている人に言いたい。
語学学校選びがうまくいくかどうかでその後の留学生活に大きく影響を与えるといっても過言ではない。だから、結論から先に言えば、私は運がよかったのだ。
こんな人へ
語学学校が多すぎてどれを選んでいいのかわからない。
ぶっちゃけ、語学学校って同じでしょ?
語学学校に通ってどれだけ語学力が伸びるのか
と思っている人、悩んでいる人に参考になれればと思います。
これは、私が語学学校に半年間通って気づいたこと、感じたことです。
では、お話スタート(*^^)v
語学学校をのぞいてみよう!
私は語学学校には約半年間通っていた。(Sydney College of English(通称・SCE))
General English(一般英語) 約8週間
↓
IELTS 約4週間
↓
EAP (English for Academic Purpose) 大学・TAFE進学者用コース 1週間
↓
IELTS 卒業まで
という流れで約半年間過ごしていた。
他にも、Business English, Medical English, Cambridge, TOIEC/TOEFL対策コース、他にも、 Barista and Cafe English Course(カフェで働くためのコース)など専門的なコースがある。
私の語学学校はcityの近くにあり、経営者が日本人ということもあり日本人スタッフや日本人が比較的に多い。
オーストラリアは日本人に人気の留学先にひとつでもあり、基本的にどの語学学校でも日本人は見受けられる。特に長期休みに入ると短期留学の日本人が一気に増え、クラスの8割が日本人なんてことも日常茶飯事。
そこで初めて直面する問題が出てくる。
ここは日本?!
語学留学に行く前、おっしゃぁぁぁ!という気持ちを持った人が多いものだ。実際、私もルーズリーフ2セット、ノート3冊持って行ったくらい(1年経っても未開封状態だが笑)
でも、実際に通い始めてみると想像とまったく違うことがいくらでも出る。
それが、日本人の多さ。
冒頭でも書いたように私の通ったSCEは日本人スタッフも2人いたし、日本人も多いほうだった。日本語でコミュニケーションとれるから余計な不安はしなくて済むし、授業中わからないことがあっても友達に聞けた。
だが……
自分の耳も慣れてきた3週間目。
教室に入って、きこえてきたのは日本語、日本語、日本語…
ここは日本? それともオーストラリア?
そう。日本人は基本的に日本人同士で固まる。当たり前だけど、固まったら日本語でしか会話をとらない。私が英語で話すとなぜか、なんだこの優等生は、みたいな目で見てくる。
しかし、当たり前だが留学に来た目的は日本人の友達を作るためではなく、英語をまなぶため。慣れてくるとそれをどうしても忘れがちになる。結果的に、日本人同士でつるみ、日本語で会話をし、日本人同士で遊びに行くという、残念なスパイラルに無意識のうちにはまっていく。ちなみにこれは、短期留学生に多く見られる現象。
そして……
語学学校に私は半年間通っていて、私が通う以前から通っている多くの人にも出会った。
留学以前の私のイメージは、
長くいる人 = 英語がペラペラ
だったが、1年以上住んでる人でも全然話せない人もいれば、来て1カ月でクラスを2つも上がった人もいた。
結局、自分の周りの環境と意識次第で英語力というものは変わっていくのだと分かった。
そう、この方程式は全くの嘘だということを私は自分自身で証明した。
英語がスムーズに出てくる人を観察してわかったのは、彼らの周りには常に外国人がいるということ。遊びまくっている。ルームシェアが多国籍。といったようにとにかく日本人がほとんどいない。
これが、最短で最速に語学力を伸ばす方法ではないかと思う。
とにかく日本語を話さない環境。
これを作れる人ほど英語力の伸びが早い。私はそう言い切る。
伝えたいこと
残念ながら日本人が全くいない語学学校を選ぶのは厳しい。(ちょっと怪しいところなら話は別ですが笑)
だから、結果的に自分で行動して“日本語”がない環境を作るしかないのだ。それができる人とできない人とでは英語力の伸びに大きく差が出る。当初、英語が話せないことを恥ずかしいと思っていた私は欧米人と話すことにためらいを感じていた。しかし、テキストを開いて単語を覚えるよりも、外国人と街に出て、バーでも言って飲み歩く方が断然語学力が伸びるということを私は身をもって体験した。
だから、言いたい。
街に出て、遊びなさい。テキストは役に立たない。
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張 程宜

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