休学経験者が当時の経験や考えを語る共同ブログ
台湾人の私が思う差別=”知ろうとしない「無意識の悪意」が差別を生む”
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皆さんこんにちは。前回の記事:私がマネージャー!? – 異職業でのインターン –

 

”無知が差別を生み、無関心が差別を助長させる”

以前、たまたまtwitterで見かけた言葉だ。
 
 

外国人に対しての免疫を

生まれてから今の今まで私は日本で暮らしてきた。国籍は台湾でも街ですれ違う人、お店でのちょっとした会話で誰一人として私が外国人であると疑った人はいなかった。学校や自分の名前を書いて初めて、
「外国の方ですか?」と聞かれた。
けれど、オーストラリア行って出会った99.7%の人たちに「チャイニーズだよね?」とドヤ顔で聞かれる。(たまにベトナムとタイって聞かれます笑)
そのとき気づいたのが、私が日本人っぽい顔をしていたのではなく、日本人が外国人に対して免疫がなかったから私が外国人だと誰もわからなかったのだ。
そして、私が外国人だとわかった瞬間、腫れ物に触るかのように扱いが変わる。

外国人=日本語がうまくない

という方程式が無意識のうちに出来上がり、わざわざ言葉を優しくしたりといきすぎた配慮をされるという経験を私は何度もあった。日本人は世界一親切だと思うからこそその優しさが裏目に出て逆に外国人に不愉快な思いをさせることもある。

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知らないうちに差別を…

「外国人って英語で話しかけてくるからあまり話したくない」
「韓国人や中国人は日本人が嫌いだ」
「途上発展国は危ないから行かないほうがいい」

こんなことを聞いたことがあると思う。マスコミの行き過ぎた放送で知らないうちにこんな認識が多くの人に植え付けられた。行った事もない、話したこともない、それなのにネットやテレビという情報だけで、あたかもそれが真実だと錯覚してしまう。そして、それを勝手に解釈し、他人に伝える。この連鎖が知らないうちに小さな差別をどんどん生んでいるのだ。
韓国行きたい、というとあそこは反日国で危険だからやめときなよ、と止める友人。
中東に行く友人は頭ごなしに反対された。

じゃあ、あなたはその国に行ったことあるの?  ―――ない。
じゃあ、なんてそんなことがいえるの?   ―――ネットに書いてあったから。

私はオーストラリアで住み始めて数え切れないくらいのアジア人にあった。むしろオーストラリア人以上にあっているといっても過言ではない。確かに日本人を毛嫌いしている韓国人のクラスメイトもいる。平然と人前で「日本なんて絶対に行くなよ」といわれたこともある。
知らないうちに差別を生んでいるのは日本人だけではない。同じように世界各国でもおきている。
日本の復興支援がしたいという韓国の友達から、福島に行きたいが、韓国のニュースでは福島は誰も住んでいないことになっていると聞いて、相談を受けた。
日本が大好きで独学で日本語を学んだ中国人は、それが原因で他の中国人から距離を置かれているのもまた事実。
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だからこそ“違う”を当たり前に

留学や休学して海外に行きたい、という相談をされた時私が必ず言うことがある。

場所も期間もなんでもいいからとにかく海外に出てほしい”と。

海外に行く目的を語学のためではなく、その国をもっと知るためにしてほしいからだ。語学のためならわざわざ外国に行く必要はない。日本にいても学べる。それ以上にその国のことを知って、“違う”ということが当たり前であるという考えを身につけて欲しい。

海外に行ったことがある人なら必ず感じることだが、自分が想像していたものと実際とのギャップが大きすぎたということが頻繁にある。それがショックすぎるなんてことも頻繁。(食器を洗剤で洗ってそのまま放置し、それをまた使う、ということにびっくりし、暫く食器を使うことを躊躇っていた)
オーストラリアには多種多様な民族が住んでいて、“違う”ということが当たり前の国。相手が外国人だからといって特別視することもないし、生きていくためには相手のことを知り、自分と違う部分を受け入れて暮らしていかなければならない。
そういう“違う”ということを日本で経験することはなかなか難しい。その一番簡単な方法が外国に行ってその地で生活してみることだと私は思う。きっと1日だけでも、えっ?!って思えることが山ほどある。それを経験すると不思議と相手のことをあっさりと受け入れられるようになり、何が正しくて何が違うのかすぐにわかる。
もちろん、興味あるなしがあるのは当たり前だが、知ろうとせずに勝手な解釈で相手を決め付けるのは人間の恥だと私は思う。
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張 程宜

張 程宜

マッコリー大学1年の張程宜です。 ずっと憧れだった英語“で”学んでみて見えてきたことがあります。 最終的には退学という道を選びましたが、休学して自分の人生が180度変わったので参考になれればと思います。“何事も経験”一度きりの人生。一度きりの大学生活。思ったままに転がってみるのも悪くない。 張 程宜の詳細プロフィールページ
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