〈夢? それとも愛? あなたはどっちを取る?〉
2009年 冬
私は一人の男性に出逢った。
2013年 夏
その人は今でも私のかけがえのない人である――。
―――
こんにちは。前回ざっくりと自分史についてお話させていただきました。
前回記事→http://kyukatsu.com/unusual/
今回は
1、 なぜ私が留学先にオーストラリアを選んだのか。
2、 果たして恋愛と留学は両立できるのか。
についてお話していきたいと思います。
タイトルを見て、おっ!恋バナ!と思ってくらいついた方、正解です笑 私がオーストラリアを選んだ理由には恋バナが関係しているからです。そして、恋バナ絡みで本題からちょっとずれるかもしれませんが、留学中の恋愛についてちょっとお話したいと思います。
ではでは、どうぞ続きを。
<1、 私がオーストラリアを選んだわけ>
よく、なんでオーストラリアにしたんですか?なんていう質問を受けます。休学しちゃうくらいだからきっとちゃんと考えているんでしょ?なんて突っ込まれたことをよく言われるが、私の答えはいつも周りの期待を外す。
留学先を決めるとき、少なからず絶対ここがいい!っていう理由が一つや二つあると思う。自然が多い、安全だから、物価が安い…etc
当時、私にもいくつか候補地があった。
アメリカ
イギリス
カナダ
オーストラリア
候補地を書き出した10秒後、行先はオーストラリアに決まりました笑
まず、私が一番先に考えたこと。
――スカイプするときはやっぱり時差がないほうがいいかなー
以上。これだけ。笑
現在交際している彼と連絡を取り合えることが大前提で、それに一番うってつけだったのが時差が他の候補地と比べて少ないオーストラリア。だからもし、イギリスと日本の時差が0だったら行先はイギリスになっていた。
それだけ?と思った方もいますが、それだけ彼の存在が私の中では大きかったからです。
(もちろん、他にもちゃんとした理由はあります。)
アメリカ→太る(修学旅行で10日間で3キロ増えたので)
イギリス→飛行機12時間はきつい。てか、天気悪いからなー(留学中ほとんど曇りでした)
カナダ→冬は‐20度になるといわれた。(オーロラ見たかったけど寒いのがだめだったから)
オーストラリア→そんなに寒くないし(実際、寒いです笑)、時差そんなにないし、コーヒーうまいし(高度のカフェイン中毒です笑)
この国の教育制度が…なんてそんなこと一ミリ単位とも考えていなかった。とりあえずイギリス英語をやれればよかった、というだけで本当に周りに比べると私の理由なんて大したことじゃない。
でも、一つだけ言いたいのは、理由なんてどうだっていい、ということ。もちろん、明確な理由がある人はそれに従って行けばいいだけ。でも、もし、理由がないのなら自分の直感を信じてもいいと思う。理由なんて後からいくらでも付け足せるものだし、いくらでも思いつけるもの。それよりも自分の思ったままに行動することの方が私には大切で結果的に私はオーストラリアに来てよかったって心の底から思っている。
<2 もし、明日、恋人が留学したいって切り出したらどうする?>
もしも、あなたの恋人が大学を“休学”して“留学”しようと言い出したら?
しかも、期間は1年間。
あなたは待てますか? それとも別れちゃいますか?
もしも、あなたが恋人に大学を“休学”して“留学”をしたいと言おうと考えているとしたら。
期間は1年間。
あなたは恋人に待ってほしい、といいますか? それとも別れようと切り出しますか?
恋愛には何十通りもあって決して、これが正しい!なんて答えがない。
だからこそどうしていいか迷ってしまう時の方が多くなるのかもしれない。
休学をして留学を考えている人は少なからずいるもので、その中には大げさかもしれないけど恋愛を取るか、夢を取るかの間で悩んでいる人もいる。実際、私もその一人だったから。
夢を諦めきれない。でも、恋人のことを考えたら切り出せない…
遠距離恋愛なんてしたことないから、そもそも1年間離れていてやっていけるのかわからない。
遠恋しているときの連絡手段はどうすればいい?
今の彼と付き合う直前まで私はイギリスに留学していた。留学直前、元彼と交際を始めた。そして、留学中元彼の2度に渡る浮気が発覚し、留学から帰ってきて会うことなく別れた。
オーストラリアに行きたいと彼に伝えたとき、私は同時に別れ話も切り出した。
夢と恋愛を天秤にかけたとき、はやり留学したいという思いの方が強かった。当然1年という長い期間、彼を拘束するわけにもいかないし、彼には彼の人生があるわけだから、そう自分に言い聞かせた。しかし、彼はただ一言、いってこい、と背中を押してくれた。それから私たちの遠距離恋愛が始まった。
留学して驚いたことがいくつかある。(注意:これはあくまでも私の統計です)
日本人→遠距離、もしくは別れる(二者択一状態)
韓国人→恋人、パートナーを一緒に連れてきちゃう。しかも、相手の仕事を辞めさせて笑
香港人→待たせるっ。あと2年後には帰るから待っててよ(強気)
ベトナム人→今すべきことは勉強だから!(とか言いつつ、気づいたら私の友達と付き合いだしていた笑)
欧米人→恋人?そんなのこっちで作っちゃえばいいじゃん。遠距離とかありえない。
欧米人2→来月こっちに来て一緒に住むの。また部屋探ししないと!
文頭でも言いました。恋愛に正解はないと。遠距離をするか、別れるか、その二つしかなかった私にとって周りの友達の選択肢にはいつも驚かされてばかりだった。でも、逆にそういった柔軟な発想ができる彼らが時にはうらやましく思えたりもした。
今は昔と違ってIT技術が素晴らしく発達している。連絡手段はSkype、LINE、Face Time、カカオトーク…
時差はあってもどこにいても瞬時に相手の顔を見れて相手の声を聴くことができる時代になった。
だから今、私はもうすぐ遠距離恋愛を初めて1年になるが、毎日のようにLINEをして毎日のようにFace Timeをするという生活を送っている。日本にいたときとほとんど変わらない生活を送っている。ただ、場所が日本国内ではなく、日本とオーストラリアになっただけ。たったそれだけのことなのだ。
そして、言わせてほしい。
無理かも、どうしよう、と思っているのであればその恋愛はうまくいかない。
留学も恋愛も諦めない!と覚悟を決めたのならその意思を恋人に正直に話せばいい。本気でぶつかれば本気で分かり合える。人間関係とはそういうものだ。本当に思い合えている二人なら乗り越えられると信じている。
離れている間に心変りをすることもあるだろうし、だめになってしまう時もある。
その時は、そこまでの相手だった、と思えばいいだけで、せっかく留学しているのにすべてを恋愛にささげるのはやはり違う気がする。せっかく高いお金を出して異国の地に来ているのだから、一生に一度になるかもしれない経験をたくさんするべきだと思う。
私は決して留学しても恋を諦めるな、と言わない。二人で決めたことならそれを貫き通せばいいと思う。でも、もし、両方ともあきらめたくないのならやはり、挑戦はしてほしいと思う。恋愛に限らずまずはやることから話は始まる。
やるか、やらないか。
やりたいか、やりたくないか。
決断って結局は自分の気持ち次第。だからまずは自分の気持ちに正直になる。話はそれからだ。
―――
今回は本題から少しそれてしまいましたが、次回からは本当に本当に本線に戻してお話していきたいと思います。
今回お話することのできなかった、休学を決めてから休学するまでの経緯についてお話していきたいと思います。
ご意見や感想などあったらぜひ何でもいいのでご連絡下さい!

張 程宜

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