旅スタート
前回記事はこちら。【休学×トロント留学】あっという間の2ヶ月間
カナダ留学を終えて僕はまずバスでNYへ向かった。
シアトルに留学中の友人と合流するためだ。
2ヶ国目のアメリカであるニューヨークについてはあまり触れない。
とにかく1週間、朝から晩まで遊んだ。
北はハーレム地区から南は自由の女神まで1週間のできる限りの体力と財力の限り遊んだ。
NYはやはり世界の中心だった。
他にも世界中に中心はあるが、王道はNYだろう。
とにかく「スゴかった!!」
一生に一度は行ってみることをオススメしたい。
そして3ヶ国目キューバへ!
今回の旅のテーマである「幸せについて考える旅」
これを掲げた時からどうしても見てみたかった国へ来てしまった!
ちなみにであるが、キューバにはNYから渡航していない。
一度またバスでトロントへ戻り、そこから飛行機であった。
なぜそんなことをしたのか?
なぜならキューバとアメリカは断交関係にあるため、飛行機が飛んでいないからだ。
そのためキューバ入国時にはアメリカの例えばAIU保険に入っていたら、キューバ滞在中には別保険に加盟しないといけない。
そしてアメリカから物が入らないために、車もクラシックカーが街中を走っている。
スーパーマーケットやレストランも閉店かと思うほどに物がなかった。
キューバで生まれるということ
キューバで生まれるということは外国に行けずにその生涯を終えることと同義かもしれない。
偶然に首都ハバナで僕と同い年のルーニーと出会った。
話を聞くと彼の両親はメキシコに出稼ぎに行っているらしい。
そして彼もいずれメキシコに行くと話していた。
彼の場合は違うが、ほとんどのキューバ人は国の審査とその費用のために海外に行かずに、
キューバで生まれキューバで終わる。
社会主義の限界
そしてキューバは社会主義ももう限界が来ているとも感じた。
もともと皆が平等になるようにと考えられた政策では、良くも悪くも皆平等。
でもそれだと食べていけない人も出てくる。
そうするとどうするか?
外国人相手に商売をするのである。
キューバには現地人が使うキューバペソと外国人が使うキューバドルがあり、
同じバスでも外国人だと何百倍の値段であるキューバドルしか使えないようになっている。
そしてキューバ人はペソよりも価値の高いドルを外国人から稼ごうとする。
すると、必然と外国語を話せないといけなくなる。(キューバの共通語はスペイン語です。)
そして外国語を話せないキューバ人は徐々に貧しくなっていく。
皆貧しくとも平等だと思っていた、キューバには以外にもホームレスがいた。
そしてホテルやレストランなどで働くキューバ人はどんどんと稼いでいく。
幸せとは?
そんな国でキューバ人は悲観的にならないのか?
ならない。
なぜ断定できるのかというと、キューバ人が他の国の人と決定的に違う点があったからだ。
それは、一瞬一瞬を全力で生きて楽しんでいることだ。
「何だそんなことか。」と思うかもしれない。
でも彼らは道で偶然に会った20代の日本人の旅人が一人だったからという理由で、
1週間彼らのグループに入れてくれて、現地のご飯屋やバーを教えてくれた。
サルサを踊りながらラム酒と葉巻と共に、全力で彼らの言葉で話してくれた。
街で出くわした人に「¡Hola!」という掛け声で仲良くなっていく。
別に大したことではないのかもしれない、でもこれが幸せの本質ではないのだろうか。
日本があまり幸せを感じれない理由はここにあるんじゃないのか。
幸せとは「一瞬一瞬を全力で生きて楽しむ」こと
3ヶ国目のキューバで何と旅のテーマが終わってしまったのである。
それほどにキューバが僕の中での転換点となる国になった。
ここでいきなり旅のテーマが変わることとなる。
次回記事はこちら。【休学×キューバで人探し】キューバの奇跡

宮崎 健太

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