世界一周スタート
前回記事はこちら。世界一周に行ったワケ ~東南アジア編~
大学3年生が終わると、1年間の休学申請を行い、
2ヶ月間のカナダ留学・7ヶ月間の世界一周、合わせて9ヶ月間の旅が始まりました。
初めての北米大陸!初めての海外一人旅!
ということもって、テンションは高かったのですが、そんな気持ちとは逆にちょっとしたアクシデントと一緒のフライトとなってしまいました。
通常、カナダ留学と言えば語学学校、ワーホリ、インターンなどが主であってなかなか世界一周を挟むという人はいないと思います(笑)
そしてこの世界一周がアクシデントをもたらします。
まさかの入国拒否
「このチケットだとカナダに行けないかもしれませんね。」
成田空港のCAさんにそう告げられました。
旅の終わりが始まりました。
僕のチケットは成田(日本)→Los Angeles(America)で乗り換え→Toronto(Canada)というものでした。
しかし乗換と言っても空港内での乗り換えるのではなく、一旦空港の外に出るものでした。つまりアメリカ国内に入国をしないといけない。アメリカに行くには通常ESTA(アメリカ電子渡航認証システム)と呼ばれるものがビザとは別途必要ですが、それとは別に第三国への渡航チケットが必要だったそうです。
ESTAとは?
そう。アメリカは片道航空券だけでは入国できない国なのです。
そ・し・て!!
この第三国にはメキシコ、カナダ、バミューダ、カリブ諸国は含まれないとのこと!!
つまりカナダ行きのチケットでは無効!!!
旅のスケジュールとしては、ロス→トロント留学→陸路でNY往復→トロントからキューバへ飛行機となっていて、次のフライトであるトロント-キューバ間のチケットも持ってはいたのですが、キューバも第三国には含まれないカリブ諸国のためNG。しかもアメリカとキューバの関係性を考えたら。。。
そこで成田空港のwifiを手持ちのノートパソコンで捕まえ、何か手はないかと航空券会社や情報を探っていましたがタイムオーバー。
飛行機へ乗り込む時間が来てしまいました。
CAの人から頑張ってください!と応援メッセージをもらい、
内心では「気合いでどうにかなるものちゃうやろ!」とツッコミを入れながら搭乗。
運命の入国審査
世界一周に行ったのに強制送還されて1ヶ国も足を踏み入れることなく終了した旅人。
というレッテルを貼られて帰国することを機内では何回か想像するうちに疲れてきて、
というかヤケになってきて、機内サービスでは「もうどうにでもなれ!」とお酒をオーダーして飲んでました(笑)
普通はここで渡航先への高揚感や、惜別の情がこみ上げてくるものだと思いますが、
入国拒否のあるフライトではそんな気持ちは全く出てこなかったのでした(笑)
そしてロサンゼルス国際空港に到着。
運命の入国審査へ向かう。
一人また一人と審査は通過していく。
そして自分の番になる。
うわあぁ怖そうな審査官だああぁ。
そんな強面のおじさんにパスポートを渡して、いよいよ審査が始まる。
結果は?
入国できました(笑)
一体あの取り越し苦労は何だったんだろうと思えるほど、何も言われなかったです。
ロスでは空港周りを数時間ぶらついて、トロント行きの飛行機を待ち、チェックインを済ませ北米大陸西海岸から東海岸へと旅立ちました。
今回カナダ編ということで留学について書こうと思ったのですが、トランジットだけで終わってしまいましたね(笑)
でもアメリカやカナダに留学しようと思われている方は、ビザ以外にもこのようなチケットのルールがあるので、知ってもらえればと思い書きました。
ただカナダ留学からそのまま世界一周に行くという人もなかなかいないので、どのような層の方に役に立つのかは分かりませんが(笑)
そしてここから2ヶ月間のカナダ語学学校生活が始まりましたが、
その話はまた次回となります!
次回記事はこちら。【休学×トロント留学】あっという間の2ヶ月間

宮崎 健太

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