前回記事はこちら→日本の義務教育では教えてくれない「~したい」と素直に過ごす生き方
さて今日はみなさんが気になる…
最近、就職活動をしていると面接でもよく聞かれる…
「なぜ休学をしたのか?」についてお話します。
私はよくこう答えています。
就活の面接時では、
「社会をもっとよく知るため」
これはあながち間違ってはいないのですが、
正確に答えるとするならば、
「自分自身を整理するため」
この解答が一番私の中でピンっときています。
それは、、、
遡ること2012年の12月あたりでしょうか。
当時大学3年生の私はまっっっっっっっっったく就職活動をする気はありませんでした。
なぜなら利潤の最大化を目的とする企業に否定的な考えを持っていたからです。
会社の利潤最大化のために自分の時間を投資する=自分の投資してる時間が地球を滅ぼす原因になっている
だったので、企業で働くことが陳腐にしか思えなくてしょうがなかったのです。
(今となってはものすごく偏った考え方ですが…笑)
こうのように考えたのは「開発経済学」のゼミに入っていたことが大きいです。
開発経済は、
途上国を経済発展させるためにどのような経済手法を用いるべきかを研究する学問です。
貧困問題を解決したいと意気込んでいた私にとっては、うってつけの学びの場でした。
で、
学んだ結論から言わせていただくと
今の資本主義の仕組みに則って貧困問題を解決しようとすればするほど自分たちの生活が蝕まれていく。ひいては、どんなに豊かな国に住んでいたとしてもそこに暮らす人命に未来はないということでした。
(このメカニズムについてはご要望があれば解説する記事を書きます。)
経済成長するためなら未来のための地球の資源をいくら使っても構わない。
この構図の中で自分の時間を投資するのにすごく抵抗がありました。
こんな思想は100年後の地球だったら受け入れられているかもしれません。
そう私は理想の世界に一人取り残されていたのです。
だったらと!!!!
ゼミの活動の一環で、
100年後を描いた理想の世界を実現するために現実に世界に則った「人・企業・自然」を豊かにするをテーマにビジネスプランを考えました。
内容としては、
ゴミが大量発生しているインドネシアで生ゴミで電気エネルギーをつくり企業に売電するというものでした。
結果、
インドネシアに直接行ってないこともあり研究不足もありますが、
その時点の結論としては、
コストに対する売電量が競争に負けてしまいビジネスとして成り立たないという現実をつきつけられました。
100年後の理想に則った手段は今を生きる現実世界では適応できない。
でも、理想を追い求めるべき。
この現実と理想のギャップに悩まされました。
んーーーー
悩みに悩みに悩みに悩みました。
それでも、日常は刻々と過ぎていき現時点でやるべきことも全く手につかなかったのです。
悩んだ状態にふんぎりがつけられるタイミングがなかった。
だから、真っ白になろうと思って休学した。
そう。すべてを白紙に戻すために。
休学すると1年間なーーーーーーんにもしばりがありません。
私たちは昔から毎日を何かのしばりの中で生きてきました。
イメージとして、
休学期間中は、
自分の高さの倍くらいある真っ白い壁一面を渡されて、制限時間は1年間で何を書いてもいいよと言われているのと、
今まで小・中・高校・大学在学中は、
すでに像が書いてあって大部分が灰色で塗られている紙に、制限時間1日で爪に色を塗っていいよと言われている。
こんな違いだと私は感じています。
私は絵がぐちゃぐちゃになりすぎてどう修正していいかわからなくなった。
だから、ある程度頭の中に描きたかった構想を残したまま新しい白紙にもう一度絵をかき始めた。
そう。整理するために。
それが私の休学期間であったと今を振り返って思っています。
休学は一種の手段です。
もしかしたら、休学する必要なんてない状況だってあるかもしれません。
でも、もし「休学」という2文字が思い浮かんできて、これからの選択肢に入れる時に現在も休学中であるこの私の経験が、
あなたにとって何かしらの決断の助けになればと思っています。
では、今日はこの辺で失礼します。
ありがとうございました。
※ちなみに、就活の面接で休学理由を聞かれていますが今のところ差ほど影響はありません。受ける企業のカラーなどがあると思うので、すべての企業がそうであると理解はし難いです。もし、就職活動がネックに感じ詳しく話を聞きたい方は連絡ください。力になれる限り喜んで対応します。


最新記事 by 高塚 大揮 (全て見る)
- 【休学×飛込み営業③】休学中の飛込み営業経験が生かされていること3つ - 2015年1月30日
- 【休学×飛込み営業②】営業することで養われたマインド - 2015年1月29日
- 【休学×飛び込み営業①】初対面の人と15分間で信頼関係を築き200万円の商材を売る仕事で学んだ0→1を起こすということ - 2015年1月28日