前編からの続きです。
なんか変だな、をほったらかした結果。
そして夏休みになりました。
夏は暑くてぼんやりします。
それでもせっせこ勉強しながら過ごしておりました。相変わらず生活はぼろぼろですがほったらかしです。
ある日、「ちょっと変だな」に気が付きました。
音楽ゲームが楽しくないんです!
えっ、それだけ?と思われるでしょうが、私には大問題でした。当時の唯一の趣味になんかノレない。
音ゲーにもスランプがあるんですがそういうのとは違いました。ただコインをいれてがしゃがしゃして終わり。そういう感じでした。
その時は「まーそういうこともあるわ」で気にしませんでした。
次の「なんか変だな」は何をしてもそわそわして落ち着かない!です。
机に向かっても実験室にいっても、気晴らしにベンチに座って茶を飲んでいても落ち着かない。そわそわして不安がむくむく膨れ上がります。
「勉強はこれでいいんか?」「もっと時間をかけて作業しないとだめだ!」「これから先お金はどうするの?」「将来どうするの?」
本当にとりとめのない不安ばかりで、考えても仕方がないものばかりでした。
ここで不安が収まりません!ということを、友達に言っていれば、何か変わったかもしれません。
私は相変わらず意地っ張りだったので友達といるときは楽しい話しかしないようにしていました。
というわけで、むくむく不安も「押さえつけてやる!」でスルーしてしまいました。裏で悪化しているとは全く気が付かずに。
下宿は寝床とシャワーのための部屋。それ以外は常に外で様々な活動、勉強。
自分をいたわるということは頭にありませんでした。
その日が来た。
そんなこんなで夏休みも終わり。2学期が始まりました。秋です。
ある日、植物の写真撮影のアルバイトをしていました。
ですが、全く集中できません。黄色い花を撮影しているのですが、なんだか薄暗く灰色に見えます。撮っている写真は普通に映っているのですが……。
顕微鏡で写真を撮っているときも、苦痛なことをしているわけではないのに「もう嫌だ、帰りたい」という気持ちで頭がいっぱいになりました。
その日は勉強も研究も休んで汚い下宿に帰りました、適当に引っ張り出した布団にくるまって寝ました。
寝たら治る。それだけを考えて寝ました。
夜中に起きました。
治ってない。
それどころか指一本動かせないくらい体が硬い、思い。
大混乱です。
わかりやすく(?)イラストにしてみました。本当に何もできないのです。
頭はぼんやり眠気を感じながらも異常な不安にさいなまれ、体がガタガタ震え、手足の感覚が薄くなっていました。
「もう限界や。」
実は距離を置こうとしていた実家に電話をかけ「もうだめだ家に帰る」と伝え、母親に来てもらいました。
母親曰く、その日を振り返って「あんなにむちゃくちゃな中にしょんぼりしたケイコーがいてすごくショックだった」そうです。
でろんでろんでした。
休学の始まりです。
次回から休学中の体験を書いていこうと思います。
ほな!
ケイコー
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