はじめに
前回の記事はコチラです。
数多くある英語の迷信の一つ「発音できる音は聞くことができる」に対する自分の考えを、自分の体験を元に記した記事です。
読んでもらいたい人
・”なんとなく”で物事を決めている人
・英語もできないノースキル文系
英語が聞こえない
フィリピン留学に行く前の僕(大学3年)の
当時の英語力としては、
TOEIC 640点(L255 R385)
Listening 苦手:ゆっくり話してくれれば聞けるレベル
Speaking 超苦手:中学生並の簡単な自己紹介ができるレベル
でした。
大学生のTOEICスコアの平均点は、
Total 440点
Listening 206点
Writing 192点
( TOEICプログラムDATA & ANALYSIS 2014)
また、このサイトによると、TOEIC 640点というのは、MARCH〜早慶レベルのようです。
したがって、大学生としては、“まずまず”といった感じです。
「まあどうにかなるでしょ〜〜〜」と思い
いざフィリピンに行ってみると
「saofbouan fpevihou pefoa ubouv ouab oubaf cav boyeu fb?」
「pinefpi adpi pinef eop nsovi pnpvins pisvn!」
といった感じで、本当に何もわからないような状態でした。
なぜ英語を聞き取れないのか
「シッダウン」
これを聞いた日本人は、「あ、座ればいいのか」と即座に判断することができます。なぜでしょうか?
それは、「シッダウン」という表現を学校や日常で何度も何度も聞いているからです。
しかし、シッダウンは英語表記に直すとshit downです。
これですと、「ウ◯コをもらしなさい」という意味になってしまいます。
座るという意味で言いたいのであれば、
「sit down」「スィッダウン」
と言わなければなりません。
細かいようで大きなこの違い
あなたは意識していましたか?
英語のバイブルである『英語耳』によると、
「知らない音は知っている音に置き換わる」
上記の例のように、
シッダウン=sit down
と思ってしまっている日本人は
スィッダウンと聞いても、自分の知っている音であるシッダウンだと思ってしまうのです。
そのため、リスニング力を伸ばすためにも発音を直すことは非常に効果的であると言えます。
2週間で劇的変化
僕は先述の理由により、発音矯正することに決めました。
フィリピン留学中に(授業で)フィリピン人の先生に発音を直してもらいました。
英語耳とフォニックスを使ってひたすら正解の音に間違いの音を擦り合わせていました。
毎日毎日自分の発音を直し続けていて
2週間が経ったある日のこと。
ふと気づいたら
英語が聞こえるようになっていました。
「海外留学中にある日突然英語が聞こえるようになる」
という話を聞いたことはありませんか?
僕はこれを迷信だと思っていました。
しかし、自分自身が「ある日突然聞こえるようになってい」ました。
発音を学んだ結果……
発音を学んだ結果、僕は英語が聞こえるようになりました。
さらに驚くべきことに、フィリピン留学4週目に現地で受けたTOEICでは
リスニングpartが
425点(170点上昇)
になっていました。
タイトルの話に入りましょう(やっと)
《発音できる音は、聞くことができるという迷信》
私は、「発音を矯正すれば、リスニング力が上がる」という証明をしました。
「発音が直れば、聞きやすくなる」と思います。
しかし、「発音できる音全てを聞けるようになる」とは思いません。
当然です。
日本語を完全に発音できる僕ですが、毎回しっかり聞き取れるわけではありません。
歌の歌詞などは特に聞き取りづらいですね。
歌詞を見るまで何を言っているのかわからない歌もありますよね。
ということでまとめると、
「発音を正せば、リスニング力が向上する。しかし、完全に聞けるようになるわけではない。」
ということです。
おわりに
いかがでしたか?
僕自身発音矯正の恩恵をものすごく受けているので、この良さ皆さんにシェアしたかったため、今回の記事を書かせていただきました。
次回の記事はコチラです。

小松 幸司

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