どうもシゲ(@S_shig4)です!
私は2年間休学を行い、フィリピン留学後、インターン先の会社のベトナムブランチの設立を行い、
現在もマネージャーとして、働いています。
私がどんな経緯で、ベトナム駐在員事務所を設立したか、ということに関しては下記に書いていますので、
是非見てください。→(俺がベトナムで一体全体何をしているのか書いてみた。その一)
休学した理由
今回は何故、休学をしたのかということに関して書きたいと思います。
私の場合、休学したのは2年生の時。
何故休学したのか。
それは「恐怖」からでした。
2年生が終る頃には、どんなにお気楽に大学生活を満喫していた人でも、2年生が終れば、就活という文字が見えてきます。
茶髪に染め、酒場のアルバイトに励み、サークル仲間と旅行に行く。
大学のレポートを書き終わってからは、授業で気の置けない仲間と酒を飲みに行く。
そんな毎日を過ごしていた大学生でも就活という窓から「社会」というものを見ることになります。
多くの大学生はその「社会」を怖がりながらも、大学を卒業していきます。
しかし、私はそれが出来ませんでした。
未来のことを想像してしまうからです。
スキルも経験もない私が、
大学3年生になってから、髪の毛を黒に染め、リクルートスーツで就職説明会に手当たり次第飛び込んだ先の未来が。
その未来では朝8時に起き、40分かけて20万円の給料がもらえる会社へ行き、そこで朝9時から夜7時まで働くことになるでしょう。
「普通の生活」として多くの人が思い描く生活というのを過ごすことになるのだと思います。
クレヨンしんちゃんに出てくるヒロシのような感じの生活ですね。
ただ、それが未来永劫続くとはどうしても思えなかったのです。
もし入社してから定年まで働くとなると40年近く勤め上げることになります。
今は2014年。この40年前は1974年です。
長嶋茂雄さんが巨人から引退した年ですが、この時代にはもちろんインターネットなんてものはありませんでしたし、携帯電話もありませんでした。パソコンだって持っている人は少数で、パソコン自体を知らない人も多かったでしょう。
その時代ではGoogleやAmazonはもちろん、Appleですらまだ生まれていませんでした。
つまり、今は星の数程いるWeb制作会社やアプリ会社、パソコン修理の会社、レンタルサーバ会社、etc….
は存在すらしなかったのです。
こういうことを言うと「2011年度にアメリカの小学校に入学した子どもたちの65%は、大学卒業時に今は存在していな い職業に就くだろう」という米デューク大学の研究者であるキャシー・デビッドソン氏が言ったことを思い出す人もいるかもしれません。
その通りです。
数十年後のビジネス模様なんて誰にも想像出来ないのです。
1974年当時のどの新入社員が40年後、国民全員がスマホを持ち、インターネットを駆使して仕事を行うなんて想像出来たでしょう?
日本の全ての家電メーカーを合わしても、韓国の一会社に勝てないなんて1974年時に誰が想像出来たでしょう?
野村證券、大和證券、日興證券と並び、四大証券会社と言われた山一証券がなくなるなんて誰が想像出来たでしょう?
私達はあまりにも動きが早い世界に放り込まれています。
だから私は考えたのです。
「今から数十年後、自分の会社が時代の流れについていかなくなり、倒産して路頭に迷ったら?
果たして、その時、自分は会社の外で生きていけるスキルを持っているだろうか?」
多分無理です。
脂がのり、覚えも悪くなり、髪が薄くなり、だけど給料だけは馬鹿高い私を誰が雇いたがるでしょう。
私はそれが怖いのです。
時代の変化についていけない会社にしがみつくだけしがみついて、結局会社から見捨てられる。
見捨てられること自体は怖くないのですが、見捨てられたときに「自分で生きていく」ということが出来なくなるのが、本当に怖いのです。
そのため、その未来が見える就活はその恐怖の入り口にしか感じませんでした。
恐怖と戦う方法
しかし、恐怖を払拭するための方法は驚くべき程、簡単です。
「経済的依存を他者に行わない」
ただそれだけです。
「自分で生きていく」ということですね〜
考えてもみてください。
もし、月に15万円、給料とは別に入ってくるアテがあるとしたら?
そうしたら就活で失敗しても何とも思わないでしょうし、会社でもクビを恐れずに働くことが出来ます。
だから「自分で生きていく」方法を見つけるために私は休学をしました。
そしてインターン先のホーチミン駐在員事務所を設立するために、
ベトナムに単身で乗り込み、通訳もつけず内装業者と交渉し、スタッフも広告など使わず自前で集め、
わずか4ヶ月で単月ベースの利益をあげるまでになりました。
詳しい内容はこちら
(俺がベトナムで一体全体何をしているのか書いてみた。その一)
(俺がベトナムで一体全体何をしているのか書いてみた その二)
正直、私は日本のアルバイトの給料よりも低い値段で働いていますが、
私が経験した「海外ビジネスの立ち上げ」というものは、これからどこでも使えます。
それは日本でもアメリカでも中国でも東南アジアでも欧州でも。
だから私はこの身一つだけで世界中のどこでもビジネスを立ち上げることが出来る自負があります。
休学前に私が喉から手が出る程、欲しかった「自分で生きていく力」になっているかどうかはまだわかりません。
ただ、これからこの経験を「自分で生きていく力」に昇華させたいと考えています。
私の休学期間もあと一ヶ月で終わり、大学へ戻りますので、
もし、休学に関して私と同じような恐怖や迷いを感じていたら、是非、Twitterあたりで連絡下さい!
いつでも相談にのりますよ!(貧乏なんでコーヒー代を奢ってくれたらw)
では!

繁田 匠平

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