フィリピンはセブ島に集まったIT戦士達によるハッカソンが2015年4月18日、19日の2日間にかけて開催されました。そこにどんな人が集まり、2日間何をしたのか、そしてどんなサービスができたのかを紹介していきます。美しい海をバックに最高のロケーションに集まった人達が考えることとは?
セブ島に集まった優秀な人たち
どういう人が集まったのか
総勢約30名が集まった本ハッカソン、内訳はITエンジニア5割、IT初心者3割、面白そうだから来た人2割といった感じでした。内2人がフィリピン人エンジニアです。
皆さん何をしている方かというと英語を勉強しに来ている人や、ビジネスをされている方、今流行りのIT×留学をされている方も数多くいました。
主催者の思い
主催者の1人でもありオトナ留学MBAの経営者でもある鈴木光貴さんは”セブで留学やビジネスをしていても、学校やビジネス内部の繋がりに留まってしまっている。これはもったいない。内部だけではなく、外部の人との繋がりをよりオフィシャルな形で実現したかったので本イベントを開催した”と語ってくれました。
「セブ島ハッカソン」レポート
さぁ、始まります。2日間でどんなサービスができたのかレポートしていきます。
1日目
10:30 a.m.〜/オープニング、自己紹介
10:00開始予定だったのですが、始まったのは10時半頃。さすが南国の島、時間通り始まりません。主催者や協力企業3社様(社会人限定オトナ留学MBA、エンジニア留学NexSeed、QQ English)からの挨拶が行われました。”セブと日本をつなぐ“というテーマのもと、始まりました。
その後、各人自己紹介+今日の意気込み発表。
ここには仕事辞めて来たという人がゴロゴロいて、仕事ってそんなもんなのかぁって思わされました。経歴としてITに関係なく営業ばかりしていた方、金融に詳しい方、ビジネスをなさっている方など、様々な人がいました。ちなみに手前に写っている坊主の方は1年間ニートをしていたそうです(笑)
12:00 a.m.〜/ランチ休憩
その後、皆さんと1時間程雑談タイム。セブ島に来る人は本当に面白い方ばかりです。以外かもしれませんが、「留学した後どうするか、全く決めてない」みたいな人がとても多いです。留学って今では大して意気込まなくてもできちゃうんですね。だから今後のことが不安で足踏みしている方、したいと少しでも思ったら勢いで留学しちゃえばいいと思います。
13:00 p.m.〜/チーム分け、午後の部スタート
チームマンゴー、パイナップル、カラマンシーの3つに分かれてスタート。筆者のチームはざっくりと、
- ・元エンジニア、現役エンジニア、休職中エンジニア
- ・ディレクター
- ・IT留学3ヶ月後現在もプログラミング勉強中の方
- ・見学に来られた方
がいらっしゃいました。
主催者の1人であるネクシードの西出大介さんはサーバー周りや各チームの進捗を管理中
そしてアイディア出しスタート。筆者のチームは
- ・フィリピン人の特技を発信
- ・シェアハウス検索
- ・その場で必要な情報(アプリ、人、場所)を位置情報から提供
- ・フィリピン人向け日本企業求人
などの案が出ました。
しかし、話がまとまらず仕切り直しとして付箋で困っていることを挙げていこうということになりました。
がしかし付箋のことを無視してなぜかレディボーイの話で盛り上がりました(笑)結局付箋役に立たず。
紆余曲折を経て、セブを最大限味わうためにはやはり、人と人との繋がりが大事であるということになりました。つまり、現地の人と一緒にセブを楽しめれば、文化に触れることができるし、英語も勉強できるからいいよねということです。
アイディアが決まったところで、開発チームと、ビジネスモデル考案兼プレゼンチームに分かれて作業スタート。
19:00 p.m.〜/夕食
夕食後、23時頃まで作業が続きました。中には午前4時頃まで開発を頑張っている方もいて皆さん真剣です。
2日目、サービス完成、いよいよ各チームプレゼン
2日目の午前中にはWebサービスを完成させるチームも出てきました。
仕事を終えてリフレッシュ中のビーチでのツーショット(左: 鈴木光貴さん、右: ワタさん)。
仕事出来る人はやはり格好良いですね。最高にキマってます。
各チームのサービス紹介
マンゴーチーム ーAsian Beautyー
日本の美をフィリピンに提供するサービス。
フィリピン人がこれから、生活に必要なこと以外にお金をかけることができる人が増えることを見込んで”美”に注目されたそうです。フィリピン人が日本のモデル等気に入った人をフォローし、その人が使っている美容品を購入できます。
パイナップルチーム ーgigー
フィリピン人の特技はお金になるはず!
あまり知られていない方が多いと思いますが、スキルの高いフィリピン人は多いです。そんなスキルを動画で紹介し、スキルを購入してもらおうというサービスです。
- ・歌が上手いからあなたの書いた詞を歌ってあげましょう
- ・ダンスが得意だからあなたのパーティで踊ってあげましょう
等、フィリピン人のスキルを発信していきます。
カラマンシーチーム ーセブコネー
フィリピン人とセブを満喫できるサービス。
語学留学に来たものの、治安の悪さを気にして外へ出られない。1人で寮と学校にこもっているのが寂しいという留学生をターゲットに、フィリピン人が一緒に遊んでくれます。語学学校の授業より安く、現地人の英語にふれて、かつローカルな地へ安全に案内してもらうこともできる。せっかくセブに来たのに日本でできるようなことしかできていない、引きこもりがちな留学生におすすめのサービスです。
どのサービスも実際に使えそうなサービスばかりで、さすがセブに来ている人は優秀だなぁという感じです。筆者はgigが気に入りました。2日間という短時間の中、動画撮影を行いコンテンツまで用意したり、Facebookページも立ち上げております。素晴らしいスピード感です。今回は第1回ということもあり、順位等は付けませでしたが、どれも実際稼働できそうなものばかりでした。これにて2日間に渡るハッカソンは終了です。
懇親会
2日間の挑戦を終え、打ち上げ。常夏の楽園セブ島で開催された第一回ハッカソン、大成功だったと思います。何よりも、主催者鈴木光貴さんのおっしゃっていた通り、「人と人との繋がりができた」ことが本当に素晴らしいことだと思います。協賛3社様にはこのような場を作っていただき、心より感謝するとともに、今後またこのような機会を作っていただけることを期待しております。本当に素晴らしいハッカソン、参加させていただきありがとうございました。
こちらは主催者鈴木光貴さんの書かれたレポートです。
より詳しく書かれておりますので是非見ていただきたいです。
http://mitsutaka-suzuki.com/?p=2511
蓬莱宏典
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- 「第1回セブ島ハッカソン」レポート|常夏の楽園に集いしIT戦士達 - 2015年4月22日