【「海外に行って人生観が変わる」】
とはよく言ったもので、僕の友人にも、長期休みの度にバックパックを背負って海外に行っているようなヤツがいた。
「心が震える」
そんな体験をして、日本に帰ってきたら普通の学生をして、アルバイトをしては、長期休みに備える。
友人の大学生活の過ごし方に憧れはあったけれど、自分が1人でふらっと海外に行くことなんて想像できなかった。海外で1人旅。言葉も通じない外国で。いや、お金ないし…バイト忙しいし…なんて言い訳もしていた。
そんな大学時代を振り返った前回のBLOGはこちら→「就活なんてクソだ」と思っていたころの話。
けど、今回は違う。
不安1割、期待9割と自信満々の心境で僕が降り立った先は、マルタ共和国。
イタリアの国土を長靴に例えるならば、長靴のつま先の少し先にある、小さな島国だ。
公用語はマルタ語と英語。イタリアが近いからということで、テレビを点ければイタリアの番組が流れたりもするが、基本的にどこでも英語が通じる。
地中海気候という言葉がぴったりの、雲1つない、カラッと晴れた日に僕はそこにいた。
到着初日。近所のビーチに行って、つたない英語で購入したピザとビールを頬張る。
今思い出しても笑っちゃうくらいに粋なことをしていると、「ああ、海外に来たんだなあ」という実感が湧いてくる。片手の指の半分でも十分に足りてしまうくらいしか海外に行ったことが僕にとっては、海外の浜辺でビール!というのは大きな憧れだったんだ笑
こんなスタートで僕の10日間の語学留学生活はスタートした。
【たったの1週間の海外生活では英語力は伸びない】
自分に身に付いたものは…といえば、人前で英語を話すことへの抵抗がなくなったことくらい。
なくなったというよりは、無理やりなくしたといったほうが適切かもしれない。
滞在期間中は精一杯勉強したけれども、英語は大して喋れるようにはならなかった。
毎日朝の9時から3コマ、昼の12時までの集団授業。
クラスには、ドイツ人・イタリア人・チェコ人・オーストリア人・スペイン人・ロシア人・そして自分。
「日本人がいない環境で勉強したほうが英語は伸びる」という前評を聞いていた僕は、この状況を”チャンス”として受け止めた。いま振り返ってみても、モチベーションはかなり高かった。
しかし…だ。
よく考えたら、これまで英語で会話をした経験なんて殆どない。
学校のテストやセンター試験・TOEICなんかでそこそこ点数が採れていたから勘違いしていた。
僕は英語が話せない。
そんな事実を突き付けられたのは、授業が始まってすぐのことだった。
完璧な英語を話すだなんて、無意味なことだ
何かに挑戦するとき。誰しも最初は、完璧を目指すものだと思う。
日本の教育を受けてきた僕らは、どうやらそうなってしまうらしい。
日本の教育・英語教育に関して言いたいことはたくさんあるけれど、書き始めたらキリがないので、それはまた機会があれば、ということにしておこう。
とかく、じぶんは完璧な英語を話そうとしていた。
質問をされて、それを脳内で日本語に訳して、英文を考えてアウトプットする。
英語を聞くことも、英語で考えることにも慣れていなかった僕には、それができなかった。
センター試験は9割、TOEICのスコアは680点、塾講師のバイトで英語を教える。
そんなスコアや肩書きは、9人しかいない小さな教室の中ですら意味をなさなかった。
考えるのに時間が掛かるから、発言の機会を逸するなんていうことが何度もあった。
その間にも、ヨーロッパで育ってきたクラスメートは会話を進める。
正直言って、文法はめちゃくちゃだし、中学レベルの英語だ。
そこにすら着いていけない。それが現実だった。
「よく考えたら、俺英語とか全然話せないじゃん。」
なんてことない、わかりきっていたことだ。
授業を受けて、ビールを飲んで、ビーチに行って、ビールを飲んで、ビールを飲んで、勉強しながらビールを飲んで…と、モヤモヤしながらも外国の友達を交えながら、楽しく毎日を過ごしていた。
自分が知らない言葉でバカにされるのなんて初めての体験をした。
とある日の授業で、クラスメートに言われた一言のお陰で、今の自分の英語力がある。
“When do you feel happy ? Explain in English!”
“Mm~I feel happy when I am talking with my friend. Such like this class.”
どんな時がハッピー?って聞かれて、んー、この授業みたいにみんなとおしゃべりしてる時間が幸せかなー。なんてニュアンスの答えを返した。
それに対してすかさずクラスメート。
“Like this Class??haha”
“So you mean you were happy when you remained silence?”
めっちゃ悔しいっしょ、こんなこと言われたら。
えっ、ということは黙ってたあの時間も幸せだったってこと?
なんておちょくってくるんだもん。
ここで英語で返せればちょっとはかっこよかったんだけど、僕は何も言えなかった。
この時の悔しさがあったからこそ、帰国したからも英語の勉強を続けられました。
とりあえず海外言ってみて、自分の喋れなさに打ちひしがれてみるのもいいのでは。
だからと言って何も勉強せずに行くと、嫌になりすぎて勉強する気にすらならないのでご注意を。
英語の勉強法に関しては、他のライターさんが書いている記事が参考になるのでそちらを。
じゅんさん・ともやくんの記事を読んでみてください。
【フィリピン留学】3ヶ月目でTOEICは何点になるのか。
日大商学部生がTOEIC 895点?!
一応、僕が昔つくったNAVERまとめのリンクも貼っておきます。
現役塾講師が新生活を迎える大学生におくる「英語勉強法」
留学生活全部詰め込もうと思ってたんだけど、長くなってしまったのでこの辺で。
次回はマルタで訪れた転機と、休学を決意した時のことを書きます。








