休学経験者が当時の経験や考えを語る共同ブログ
【休学×ホームシック】何があっても生きていればそれでオッケー
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こんにちは。現在アイルランド留学中の田中大基です。

海外生活をするうえで多くの人が経験することがあります。

それは、ホームシックです。

ホームシックというのは海外生活を始めて3ヶ月を過ぎたころに急にやってくるそうです。例にももれず、僕もちょうどアイルランドに住み初めて3ヶ月経ったころに急に酷いホームシックになりました。

今回はホームシックの症状、僕なりのホームックの解消法について書いていきます。

 

・ホームシックとは

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ホームシックとは言わずもがな、日本に帰りたくて帰りたくてしょうがなくなることです。そして、とにかく気分が落ち込んで、悲観的な気持ちになり、とてつもない寂しさを感じます。

僕の場合は酷いホームシックは2週間ほど続きました。ホームシックの対処法としてはyoutubeで日本のものを見る、日本食を食べる、などとネットで調べたら書いてありましたのでホームシックを治すために色々と試してみました。ゴッドタンをひたすらyoutubeで観たり、唯一まともな日本食が食べれるお店でカツ丼を食べてみたり・・・・・

しかし、どんなに日本のものに触れてもホームシックは治るどころかどんどん酷くなるばかり。

学校もあまり行かなく、心配した友人たちがパブやパーティーに僕を連れ出したりしましたが、楽しい気分にはならず、死んだような顔でひたすら酒を煽るばかり・・・・・

そして、最終的には一時帰国することばかり考えていました。

日本に帰れば好きな時に好きなだけ日本食を食べれるし、日本語を思いっきり喋れるし、湯船にも浸かれるし、何よりも友達や彼女にも会えますし。一時帰国というものがとても魅力的に思えて頭の中がそのことでいっぱいでした。

いいじゃないか、1週間くらい日本に帰ったって。3ヶ月はこっちで頑張ったんだから少しくらいは息抜きだって必要だし、頑張りすぎて自分が壊れちゃったりしたらしょうがないし。

そんなことを自分に言い聞かせながら日本行きの航空券を予約しようとしました。しかし、何か心の突っかかりが取れないのです。自分ではもう日本に帰るつもりなのに頭の片隅ではそれを拒否していました。まるでもう1人の自分が、逃げるなよ、と言っている気がして。

 

・ホームシックと向き合う

結局、日本行きの航空券を買うことはしませんでした。そのかわり、自分の中にあるホームシックという感情と向き合うことにしました。

まず、ホームシックという感情の大部分を占めている悲しさ、だとかやるせなさ、というものはどこから来ているのか、ということを考えました。

方法はとても簡単。紙に今の負の感情をどんどん書き出していくことです。

これってとても自分的には辛い行為なんですよね。なんていったって、自分の弱いところや痛みと向き合わなければいけなのですから。

この時気が付いたのですが、留学するっていうことは語学の上達や異文化交流ももちろんですが、一番はどれだけ自分の弱さや痛みと向き合えるか、ということじゃないのかって思いました。

そして、ほんの少しだけですが、ホームシックの正体がわかってきました。

原因のひとつはとにかく日本に対する恋しさ。これは誰もが経験することなのでひたすら耐えるしかありません。

もうひとつは人に頼りきって生活している自分に嫌気が指しているのじゃないか、ということです。

留学をすると自立心が芽生えて自分でなんでもできるようになる、と思われがちですが僕はまったく逆のパターンです。

近所に友達が住んでいることもあるので料理はいつも作ってもらい、飲みに行ったあとはいつもタクシー代を借りて家に帰り・・・

なにか問題がおきれば自分で解決しようとせずにすぐに人任せ。

これじゃあまるで1人ではなにもできない子供のようです。

 

そして、自分1人で何かをやり遂げていようと思いました。

 

 

・そして僕は旅に出た

何かやろうと思って真っ先に思いついたのは旅に出る、ということです。でも、普通にバスや電車を使うのは物足りない。そこで思いついたのはヒッチハイク。

それならばヒッチハイクだけでアイルランドの国境まで行ってみよう。

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なんでヒッチハイクなのかというととにかく自分主体で動かなければいけなさそうだったから。そしてなぜ目的地を国境にしたのかというととにかく遠いところまで行きたかったから。何故かこの時は今よりももっと寂しい気持ちに、孤独になってみたかったからです。

寂しさにはもっと強烈な寂しさを。

ある意味で、ちょっとしたショック療法の意味合いもありました。

 

ちなみに移動距離は約300km

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国境に行くってこと以外はなーんにも考えていませんでした。この時はもう半分自暴自棄のようになっていてもうどうにでもなってしまえーーー!、という感じで笑。

 

そして僕の旅が始まりました。

ヒッチハイクってとても難易度が高いイメージがありましたが意外と簡単。大きな紙に行き先を書いて、あとは親指を立てていればいいだけです。

最初は5分ほど待っていたらすぐに車は捕まりました。そしてその後も車はすぐに捕まり順調でした。

しかし、事件は起こりました。首都であるダブリンから50kmほどはなれたカシェルという村から車が捕まらなくなったのです。それもそのはず、この村は周りに草原と牛しかいないくらいのとんでもない田舎なのですから車は3分に1台通るかどうか。1時間待てど、2時間待てど、乗してくれる人には出会えません。さらには僕の前を通る運転手には中指を立てられる始末・・・・・

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しかも日も落ちかけて気温も下がり絶望的な状況・・・・半分泣きながらヒッチハイクをしていました。

 

しかし、時刻は夜の7時。夜道でヒッチハイクをするのは危険。野宿も考えましたが寝袋も持ってないので寒さに耐えれる自信はありません。

そして、ヒッチハイクは諦めてバスでひとまずダブリンまで行くことにしました。

 

あんなに意気込んでいたのに結局は目的地までいけなかった。僕はとてつもなくヘコんでいました。

そしてバス停に向かい、バスを待ちます。

バスが来るまで時間がだいぶあったので同じバスに乗る僕と同じ年くらいの青年と世間話をしていました。

ここに来るまでヒッチハイクで来たこと、国境まで行こうとしたけど結局行けなかったこと、ヒッチハイクをしようとしたのは自分を変えてみようとしたから。でも、結局は達成できなかったから落ち込んでいる、ということを彼に話しました。しかし、彼の返事はとても意外でした。

 

たしかに途中までしか行けなかったけど、思いついて、実行してみたって時点でほぼ成功みたいなもんだぜ。それに事件に巻き込まれず、生きてるんだからそれで全部オッケーさ。

 

失敗した、結局できなかった、と思っていた僕にはなんとも拍子抜けする言葉でした。しかし、それ以上に僕にはなんとも元気の出る答えでした。

ホームックになって帰りたくてしょうがない。でも僕は今ゆっくり眠れる家も、相談ができる友人もいます。なにより、落ち込んでいたって生きている。生きてるだけでオッケーだし、まだなんでもできるんだって。

 

 

・まとめ

結局は国境までいけませんでした。しかし、僕はこの旅で目的地に着くよりも大事なことに気が付いた気がします。生きてるだけでオッケーだし、まだなんでも挑戦できるし、落ち込んでる場合じゃないって。

 

ホームシックになったときはとにかくがむしゃらになんでも挑戦してみることが大切だと思います。

そして、しっかり自分と向き合うこと。

 

それではまた、お会いしましょう。

次回の記事はこちら→【アイルランド留学×成長】英語を学ぶよりも大事なこと

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田中 大基

田中 大基

武蔵大学/人文学部/日本・東アジア文化学科。現在、大学三年生。旅とお洒落とお酒が死ぬほど大好きです。1年生の後期に甲状腺機能亢進症というひたすら汗をかきまくって、ひたすら心臓の鼓動が早くなって、ひたすら疲れやすくなるという病気にかかり半期休学。復学後は暇だから、女の子との出会いが欲しい、という理由でネパールへボランティアしに行く。このことがきっかけで海外に興味をもつ。その後は長期休みにはバックパッカースタイルでアジアを旅するようになる。現在は4年次に上がるタイミングで1年半休学し、アイルランド、イギリスへ合計10ヶ月英語留学、その後は8ヶ月世界一周に行く予定。田中大基の詳細プロフィール
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