休学経験者が当時の経験や考えを語る共同ブログ
海外ベンチャー経営者が語る「海外インターンシップ」
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■目次

はじめに

インタビュー:Spice Up Vietnam 代表 三宅秀晃

・海外インターンシップというものをどのように考えていますか?

・「海外インターンシップをすれば、圧倒的な成長ができる。就活で有利になれる」という話が溢れていますが、インターン生を雇用する立場として、どう捉えていますか?

・成長できるインターン生の特徴は何ですか?

・インターンとして働く動機って、例えば、どんな動機ですか?

・国内ベンチャーと海外ベンチャーでインターンをすることに違いはありますか?

・短期インターンシップ(1~2週間程度)と長期インターンシップ(1ヶ月以上)の違いは何ですか?

・実際、短期海外インターンシップに参加して、たった1週間で変化はあるんですか?

・最後に、海外インターンシップを考えている学生に向けてメッセージをお願いします。

おわりに


 

はじめに

休活ブログでは学生(休学者)の視点から、海外インターンシップが語られてきました。今回は趣向を変え、インターン生を受け入れる側、つまり、雇用者の立場から、海外インターンシップについて語ってもらいます。ベトナム・ホーチミンを拠点に、「ベトナム生活・観光情報サイト(通称:ベトナビ)」の運営やベトナム中部の観光フリーペーパー「ベトナビマガジン ダナン・ホイアン」の発行などを行っているSpice Up Vietnam 代表、三宅秀晃さんにお話を伺いました。

 

 

インタビュー:三宅秀晃(Spice Up Vietnam 代表)

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・海外インターンシップというものをどのように考えていますか?

一言でいえば、就業体験。普通であればハードルの高い「海外で働く」ということを、「体験」する機会だと思っています。海外で働くということは、なかなか想像しづらいと思います。海外旅行や留学の経験はあっても、異国の土地に住み、働くということは、やってみてわかること、気づくことが多くあります。人によっては、海外就職はリスクを伴う選択かもしれませんが、インターンシップであれば、期間が決まっているので、お試し感覚でトライできると思います。

日本の場合だと、“インターン”という言葉が異なった意味で使われていますよね。会社説明会や採用選考という使い方がされていますが、本来の意味は、就業体験。就業ではなく、あくまで“体験”、だから、基本的に給料は出ないケースもあります。

インターン生は、海外での就業経験を通じた成長や成功を求めて来ます。一方で、企業側は就業体験の場をインターン生に提供します。理想のカタチはインターン生の働きが企業の利益につながり、かつ、インターン生は実のある時間を過ごせること、双方がWinWinの関係になることだと思っています。

 

・「海外インターンシップをすれば、圧倒的な成長ができる。就活で有利になれる」という話が溢れていますが、インターン生を雇用する立場として、どう捉えていますか?

成長はできます。でも、それは会社が成長させてくれるわけではありません。会社はあくまで、環境・場の提供しかすることはできません。その場を生かすも殺すもインターン生次第です。

 

・成長できるインターン生の特徴は何ですか?

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一定期間、結果がでるまで頑張れるかどうかです。“成果が出るまで努力する力”です。はじめから、結果が出せるインターン生はまずいません。でも、それは皆が通る道ではないでしょうか。

アメリカの大リーグで活躍するイチローも、野球を始めた当初は打率3割も打てなかったはずです。結果が出るまで努力に努力を重ねた末に、今の彼があります。いきなり素人がプロ野球のバッターボックスに立っても、ヒットが打てないのは当たり前です。その中で、100回打席に立って、一回でもヒットが出たらいいほうです。最初の三回の打席で、三振したからといって、諦めていては上達はできません。

それは海外インターンシップも同じです。例えば、営業インターンの場合、一日3件、週15件訪問がノルマだとします。仮にメルアポやテレアポから、訪問につながる確率が1/5だとします。ならば週75件、メルアポ・テレアポを行えば、その目標は達成できます。

それでも、初めの数件、トライして、だめだったといって諦めてしまう人もいます。75件のうち、60件は断られて当たり前なのだから、そこで諦めてしまっては意味がない。冷たく言えば、2~3回トライして、「だめでした」って弱音を吐く人は、帰ったほうがいい。リアルにプロの営業マンがしのぎを削っている世界に飛び込むのだから、失敗して当然。できなくて、当たり前という意識は必要です。厳しいかもしれませんが、それが仕事だと私は思っています。

しかし、成果を出すために、自分の頭で考えてバットを振り続け、一本でも成果が出せればそれが成長です。その成功体験を得るまでの過程が成長過程です。

そこまで頑張れるインターン生ばかりではないと思いますが…

努力を続けるには、インターンとして、働く動機を持つことが大切です。

 

・インターンとして働く動機って、例えば、どんな動機ですか?

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正直、なんでもいいです。「自分を変えたい」、「成長したい」、「モテたい」でも、なんでも構いません。自分がなりたい自分がしっかり思い描けていることにこしたことはありませんが、そんな人ばかりではありません。だから、なりたい自分の手がかりをつかむために、海外インターンを活用するのもいいのではと思います。いつもと違った環境で必死に頑張ることによって、見えてくる自分の興味や強みがあると思います。

 

・国内ベンチャーと海外ベンチャーでインターンをすることに違いはありますか?

基本的な業務の面では、あまり変わらないと思います。端的な違いは、場所が違うということ。それによって、発生することが3つあると思います。

1つは、同僚に外国人がいる。2つ目は、取引先が外国人。つまり、異文化コミュニケーションが生まれます。そして、3つ目部下がつくということ。国内インターンでは、ほとんどないことだと思います。しかし、海外インターンだったら、現地スタッフが部下になる可能性があります。

そう考えるとわざわざ海外にいかなくてもいい人もいますよね。

そうですね。ただ、外国人と働いた経験があるということが、今後、社会で求められていくものの一つであることは間違いありません。そこに価値を感じる人は海外インターンを選べばいいと思います。

 

・短期インターンシップ(1~2週間程度)と長期インターンシップ(1ヶ月以上)の違いは何ですか?

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弊社も「グロキャン!」という若者向けの短期インターンシッププログラムを提供していますが、あくまで、教育ビジネス(研修業)です。先ほども言いましたが、長期インターンは就業体験なので、社員の一員として扱います。

短期のものは弊社の場合は研修プログラムとして、如何に1週間で成長してもらえるかを考えてプログラムを提供しています。

 

・実際、短期海外インターンシップに参加して、たった1週間で変化はあるんですか?

過去、英語が話せるようになったという参加者がいました。でも、彼は英語を話す能力がついたのではありません。マインドが変化し、心のカベがなくなったんです。はじめは、外国人と英語で会話をすることにはカベを感じます。しかし、一度でも、意思疎通ができると、そのカベは次第になくなっていきます。何が起きているかというと、能力の変化ではなく、マインドの変化です。

他にも、「行動力がついた!」、「海外に対する恐怖心がなくなった!」、「自信が持てるようになった!」という感想もありました。本当は自信がついたのではなくて、自分にブレーキをかけるものがなくなったんです。その心のブレーキを外すことが人生を変える第一歩だと私は思っています。そこに、このプログラムの価値があります。そう言い切れるからこそ、私はこのプログラムを提供しています。

・最後に、海外インターンシップを考えている学生に向けてメッセージをお願いします。

本気で取り組みたいという気持ち、それだけは持って挑戦してほしいです。

三宅さん、貴重なお話ありがとうございました。

以上。

 

おわりに

いかがでしたか??海外インターンシップについて、別の角度から見ることができたら幸いです。

なぜ今回、三宅さんにインタビューしたかというと、私の元雇用主だったからです(笑)当時は社長-インターンという関係でしたが、インターンを終え、改めて三宅さんの口から、海外インターンシップについて聞いてみたいなと思ったのがきっかけです。

私にとっても、海外インターンシップについて、振り返る良い機会でした。

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佐藤剛

佐藤剛

2015年11月、就職活動直前に休学を決断し、半年間、海外で生活する計画を立てる。半年間分の資金を調達するため、2016年7月まで新聞社でアルバイトをし、7月末からフィリピン・セブへ2ヶ月間の語学留学。9月末から2017年1月まで、ベトナム・ホーチミンの日系ベンチャー企業でインターン。佐藤剛の詳細プロフィール
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