Prologue
「…お先に失礼しまーす!」
今日もいつもと同じように退社する。
向かいのホームには真っ黒なスーツを身に纏った群衆。
最初はひしひしと感じていた違和感にも些か慣れた。
そう。気付けば23歳。僕はいつのまにか社会人になっている。
そういえば、小さいころから大人になるのは嫌で仕方なかった。
幼ながら、「俺は早く大人になりたいなー。だって、大人になったら…」という友人の発言には違和感を感じていた。
ピーターパンのように永久に子供でいたかった訳ではない。
いつかは大人になることはわかっていたし、その現実は受け止めていたつもりだった。
学生時代をもう1年。
延長こそしたけれど、今はこうして社会のレールに乗っかっている。
…プロローグはこの辺で。
はじめましての方も、そうでない方も、始めまして。
休活BLOGにライターとして参加することになりました。
浅子拓耶(あさこたくや)と申します。
神奈川生まれ、神奈川育ちの23歳。
普段は港区にあるWEB系の会社で働いています。
まだまだ学生っぽさの残った社会人1年生。
<こんなあなたに読んでほしい>
大学生活に物足りなさを感じている人
何かしたいけど、一歩が踏み出せない人
自分の世界を広げたい人
4年生だけど休学したい人
就職活動に失敗して休学しようか迷っている人
旅に出たい人
<休活BLOG参加にあたっての想い>
「旅してきました!」
「留学してきました!」
そう言うと、一言目に「すごいですね!」と。
二言目に、「それって就活に活かせますかね?」と聞かれることが多い。
確かに、就活って多くの人が通って行く道ではあるし、僕も現にこうして社会人になった。
何か示唆に富んだアドバイスの1つでもできればいいんだけど、僕にはそれができない。
留学をしたのも、休学をしたのも一度就活を経験した後のこと。
旅をしたのも今みたいに色んなことに首を突っ込み始めたのも、休学してからのこと。
言ってしまえば、僕の休学なんて完全に見切り発車なんです。
後付けの理由ならばいくらでもあるけれど、就活がうまくいかなくて、旅に出たくなって、じゃあ休学してみようかなって思っただけなんです。
でも、休学したー旅してきたーって言うと、「すごいね」という目で見られる。
それが現実なんです。僕も自分より活動的な人や能力のある人を見て、「すごいなあ」「羨ましいなあ」と感じるような出会いが毎週のようにある。
昔もそう。今だってそう。
自分にないものを見て羨ましいって思うのは、人間としてごくごく自然のこと。
過去の自分は、「すごい!」と口に出したところで自分がその「すごい人」に本気でなりたいと考えていたかと言えば、そうでもなかった。
「まあ大学生だし、英語くらいできたほうがいいっしょ!」
「バイトいっぱいしてお金貯めて、世界を旅するんだ!」
2008年4月。大学生になる時に自分が言っていたことだ。
今となっては両方とも叶えた。(とは言うものの英語はそんなに喋れない)
ただ、それを叶えたのは大学4年生の夏以降。
大学1、2年の時なんて何もしていなかったに等しい。
あれだけ有限にあった大学生活が終わる。と実感してからのこと。
「もっと早くに色んなものに触れておけばよかった。」
後にも先にも、学生時代にやっておきたかったことはこれに尽きる。
もっと早く世界に出ていれば。
もっと色んな活動をしていれば。
もっと色んな人に会っていれば。
もっと一生懸命に勉強しておけば。
そんなことはわかっていた。
でも、できなかった。
やらなきゃいけないとわかっていても、一歩が踏み出せなかった。
留学行きたい!と本気で思ったこともあったけれど、それも実現しなかった。
バイトと、お金がないことと、ろくに聞いてもいない大学の授業を言い訳に。
今となったから言えることなのかもしれないけれど、そういう二の足を踏んだ過去とか、何もしていなかった自分が嫌になったとか、そういう一見マイナスにとられるような体験があったからこそ旅に出られたし、今もこうして文章を書くことができている。
ちょっと立ち止まって、自分と思い切り向かい合う時間があってもいい。
無駄なことなんて1つもないんすよ。
そういうことが伝わるような文章が書ければいいなぁと思っています。
ただ吼えていても何も伝わらないので、次回からは具体的なエピソードを交えながら書いていきます。
大学生活・休学を決意した話・旅の話・現在の話…しばし過去語りにお付き合いください。
6月23日:【ブログライターとの座談会】
ブログだけでは伝えきれない情報や体験談、当時の考え方等を悩み/不安のある学生の方々と会ってお話をしたいと考えています。まだまだ参加枠がありますので、よろしければどうぞ。


