■前回の記事:骨髄移植と免罪符生活の向こう側~白血病患者が生きる道~
約10ヶ月ぶりの更新になりました。
千葉大学法経学部4年吉澤耕介です。
今回は、タイトルにもある通り、就活について書いていこうと思います。
私は骨髄移植をするために休学をしたので、
海外留学等を経由した後に就活を行おうとしているみなさんには多少違和感があったり、
ピンとこない部分もあるかもしれません。
ただ、
休学を通して、
何を経験して、何を思って、どう考え、どう行動したか
こういった自分の軸となる、
「私はこういう人間なんだ!」
ということをしっかりと言えてきた事を考えると、
私も
骨髄移植を通して、
休学を通して、
一周り成長できたかなと思っています。
休学が
海外留学のためであっても、骨髄移植のためであっても、休学を使って自分を変えられたという点では同じです。
就活生の何かヒントになれば嬉しいです。
就活を始めるにあたって一番不安だったこと
病気を理由に落とされはしないか
ということ。
どこの企業だって健康でハツラツとした青年がいいに決まってる。
ましてやつい二、三年前に白血病になって骨髄移植までした新卒なんてどこが欲しがるのか。
こんなリスキーな奴に投資して大切な業務を任せる企業があるのか。
そもそも体力的に就活なんてできるのか・・・
こういった不安が当初はずっとありました。
実際大学の就職支援課の方にこれらについて相談すると、
「あー、そうゆうことはあるかもしれない・・・」
と現実を突き付けられました。
私「やっぱりそうだよなー」
外部講師にやっていただいた面接練習の時にも
「一般新卒枠じゃなくて、障害者枠で受けるというのはどうですか?」
なんて言われたりもしました。
別に障がいを持っている方を悪く思っているわけでもない(実際目には見えないけれど白血病という障害を持っているわけだし)けれど、
正直ショックでした。
試験に向けて勉強するけれど、筆記試験通っても結局面接とかで落とされるんじゃないかという不安は9月に内定を頂くまでずっとありました。
ナイスな骨髄バンク講演
まだ焦る時期でもなかったので、ひとまず自己分析をもう一度しっかりすることにしました。
自分は誰で、
どういう経験をして、
今どういう状況で、
これから何がしたいか
を整理しました。
そんな時、以前会食で知り合った骨髄バンク財団の方から、是非講演をしてほしいという依頼が来ました。
今となっては本当にいいタイミングでこの話を頂けました。
私「こ、講演!?」
自らの体験を話しつつ、ドナーさんへの想いを語っていただければ、
とのことだったので、今までの闘病経験を振り返りながら、ドナーさんや観客の方に伝えたい事をまとめていきました。
小学五年での長期入院
中学高校の免罪符生活
脳梗塞での入院
骨髄移植
大学復帰
前回までのブログ記事にいくつか書いたように、様々な出来事があったこと。
そして、
家族や友達、医師、看護師、リハビリ士、隣のベッドのおじさん、掃除のおばちゃん、骨髄バンクボランティアの方々、
そしてドナーさん。
多くの方に支えられて助けられて、勇気づけられてたこと。
こうした方々が回りにいて、自分のやりたいことが自分の出来る範囲でできることが本当の幸せだということ。
これまで当たり前だと思っていたことが実は当たり前ではなく、それこそが大事にしなければならないかけがえのないものだということ。
これからは自分がみんなを支えて勇気づけていきたいということ。
こうして講演の原稿を書いていくうちに、
自分が元白血病患者で、骨髄移植を通じて、様々な方々のおかげで毎日元気に過ごすことが出来るようになったので、今度は自分がみんなの支えになりたい。
ということが明らかになっていきました。
ここまで来て、ようやく自分のするべきことが見えてきて、
今まで漠然としていた志望動機も明確になり、
より第一志望への想いは強くなっていきました。
そこからはもう、ぶれることなく試験に向けて準備を始めました。
自己分析のススメ
自己分析をどれくらい信用して、どのように使っていくかは正直自分次第です。
自己分析なんかろくにせずに内定狩りしてた友達も結構いますし。
業種とか、民間とか公務員とか、迷ってるなら絶対に自己分析するべきです。
進めていくうちに本当に自分が何者なのか分かってくるし、
就活をスムーズに進めていくことができると思います。
自己分析が中々うまくいかない時は、
分析の中で出てきた自分のあるべき姿を想像して、自分はそういう人間なんだと思い込ませる、信じさせる
こういった方法もありだと思います。
あまりにかけ離れた姿だとNGですが、
思い込ませることで、自分がそういう人間に近づけるように行動することが出来てくると思います。
自己分析は志望動機や自己PRを固める上で非常に重要なステップだと思います。
何か不安や迷いが生じても必ず背中を押してくれる頼りがいのあるものです。
就活生の皆さんには、自己分析をおすすめします。
次回は、白血病患者なりの自己PR編をお送りいたします。
■前回の記事:骨髄移植と免罪符生活の向こう側~白血病患者が生きる道~
吉澤 耕介
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