休学経験者が当時の経験や考えを語る共同ブログ
アンチ『普通の大学生』|【休学・旅・留学】こそが特別?
このエントリーをはてなブックマークに追加

前回記事はこちら⇒休学後、最初の半年間inアメリカ|【私を変えた現実7選】後篇

◆「平凡な大学生活は嫌だ。」

550164_10150939061946982_1685896326_n
「バイトとサークルばっかやって、4年で卒業っていう普通の大学生です。だから、自分に自信がないんですよ~。」
「これといって打ち込んだこともないし、周りの人は海外とか行ってて…」
「そりゃ、○○ちゃんはアメリカ1年行ってたんだもん、就活なんて余裕でしょ~。私はどうせ遊んでしかない普通の学生だし」

ここで、質問です。

『普通の大学生』って何ですか?

こんなことを言う人をよく見かけます。

「人と一緒は嫌だ。」
「自分の個性を出したい。」

一つ言うと、

そう言って周りを意識して自分の個性を表現しようとしてる時点で
“誰かと自分”という他者によって作り出された個
にしかなり得ないということ。

そして、何を隠そう上記のほとんどのセリフが、過去の私の発言です。

*    *    *    *
こんにちは。今回は休学に至ったストーリーではなく、休学⇒就活を経験して改めて過去と現在の自分を振り返ったときに、ふと疑問に思ったことについて書いてみることにしました。

この記事は、

4年で卒業する大学生活は平凡だ。
休学しました!留学しました!みんなとは違う!

という考えをお持ちの方に読んでいただきたいです。

◆よくある勘違い

ケース①:学食にて(サークルに打ち込むAさんと交換留学で渡米したBくん)
A「B君は留学してたから、就職活動とか余裕でしょー。ネタあるし。」
B「いやいやーそんなことないよー。アメリカ1年なんて大した事無いよ」

ケース②:選考待合室にて(休学でイギリス語学留学Xさんとバイトサークル遊びを謳歌Yくん)
X「いや、1年休学してたんで今は5年目4年生です。イギリスで語学留学してました。」
Y「へー!すごいですね!英語ペラペラじゃないですかー。」
X「実際遊んでばっかりでしたけど、日常会話には困らなくなりましたよ。」

という、よく聞くこの二つの会話にはいくつかの心境が見え隠れしていると思います。

A:留学してない自分を卑下し、自己防衛線を張る。
(※自分には何も無いから就活うまくいかないときの言い訳になり得る。)
X:1年間海外に居たことに満足していて、で?何したの?の説明が不十分になり得る。
(※「海外にいたこと」に価値を見出し、現地での苦労や努力を昇華しきれていない)

AさんとXさんは大きな勘違いをしています。

4年で大学を卒業、オマケにサークルやバイトやってたらネタは豊富

自分の能力に気付いていないだけで、すごくもったいないです!

海外に1年行ってても、その枠組みだけ語って満足しても伝わらないです

どんな反省ができたのかを経験と共に話せてこそ、その価値は何百倍にもなります!

とうのが、私の意見です。
※もちろんこんな短い会話にそれを求めるのじゃなく、自分の中でこれらを理解して話すのとそうでないのでは大きな違いになる、ということです。

◆何を持って「特別」と「普通」を語るのか 就活編

質問:中上亜紀は、休学して海外に行ってみて特別になれましたか?
答え:なれませんでした。
特別というか、人とは違った自分になれるんだろうと思って海外に出てみましたが、それだけでは何も変化はありませんでした。
4年で卒業する人は『多数派』、5年かけて卒業する人が『少数派』=普通/特別にはならないというのが私の出した結論です。
休学/旅/休学を選択した少数派だから特別になれるわけではなくて、その人がその物事を通して何を得たかが「自分=オリジナリティ」を創り出すポイントじゃないのか?と考えています。(初回の記事参照)
それなのに、就職活動を開始してみると『海外経験=就活に有利/海外経験ない=何を売りにすればいいのか…』という意見をよく耳にします。
何度も言うようですが、海外経験の有無で有利かどうかで企業は採用活動をしていません。いや、そこで判断してる企業があれば、そんな企業は行かなくていいです。本質はそんなところには無いので。

大切なのは、

自分が取ってきた選択肢に、どういう考えを持っていて、その行動にどんな理由付けができているか。

「それが難しいんやー!!」?そうですよね。私もよくココにつまづいてしまいます。過去と今の選択肢に対する考えや、どんな理由付けができるか・・・など。
でも、これが出来る人とそうじゃない人ってものすごく大きな違いがあって、自分の軸や物事の筋道を整える力はここから養われると思っています。
そしていわゆる「内定コレクター」といわれる人の多くが、ココに関しての思考の整理がものすごく上手だと思います。(体感)
だから「すごい」「特別だ」と形容されてしまって、尚且つそういう人の中で休学/海外経験があるが目立ってしまうことが多いんです。
【休学/海外経験者の多く】が特別なわけじゃなく、【思考の整理が得意な大学生の中で異質な休学/海外経験者】が目立ってしまっているってのが事実なんですけどね。
(※もちろん4年で卒業する人の中にもたくさんいてますが、今回は海外経験者に焦点を当てて書いてます。)

◆休学&海外経験を特別と称さないで…

そんな【思考の整理が得意な大学生の中で目立ってしまう海外経験者】を特別と称さないで欲しい、とここで私は主張します。
これは私自身が「特別って扱わないでよ!普通なんだから!」と言いたいからではなく、そういうレッテルによって困ってしまう人が多く居るからです。

過大評価・プレッシャー・誤解

これらは、休学や海外経験のある人が何かしら悩んだことのある部分の一つでしょう。
「留学してたんだから就活なんて余裕でしょー」という何気ない一言。
本当に辛くなることもあるんです。海外=行動力や語学力など表面的な情報を見て期待されるプレッシャー。その言葉を発する側にとって会話を繋ぐための一言だったり、自分を守るためのセリフなのかもしれませんが、受け止める側にはかなり重くのしかかります。それがまるで「私は失敗してはいけないんだ」と言われてるかのように。
休学/旅/海外は必ずしもみんながみんな強くなる経験ではないし、満足していないこともあります。中には行かなくてよかったかなと思ってる人もいます。そうやって「自分の中で出した各々の反省」を一言で「いいなー。」といったニュアンスで修飾して欲しくないって言うのが本音です。

◆普通も特別も存在しない。それぞれの考え方が大切

少々長くなってしまいましたが、結局何が言いたいのかというと
「普通の大学生」なんてなりたくないわーというアンチや
休学・旅・留学する人ってすごいよねーと称することは正しくないということ。

みんな普通の大学生だし、「みんなと一緒になりたくない」と言ってはみ出すことは、オリジナリティでもなんでもありません。
選択肢に対して思うことがあって、感想や体験談を話せる。思考の整理ができている
だからこその「その人だけの個性=オリジナリティ」が成り立つんじゃないでしょうか。

だから無理に周りを意識して「自分は普通な大学生だし・・・」と劣等感を感じてしまったり、逆に「自分は海外行ってたから周りの人とは違う」という思考回路は捨ててください。
そんな薄っぺらい肩書きじゃなくて、もっと自分らしさを見出せるような【考える力】を自分の中で呼び覚ましませんか?
これは、私自身の課題でもあって、現在取り組んでることの一つです。考える力を身に付けること。
そうすればきっと、海外に行ったことに自身をもっているXさんや、自分に防御線を張ってしまいがちなAさんもきっと、周りとは違う「自分」になれるんじゃないでしょうか。

 

The following two tabs change content below.
中上 亜紀

中上 亜紀

高校の頃からアフリカに憧れていて千葉大学を3年生の後期に休学し、モザンビーク行っちゃいました。好きなことは話すこと。好きなものは人。 現在はマラウイで活動中。 中上 亜紀の詳細プロフィールページ
このエントリーをはてなブックマークに追加