休学経験者が当時の経験や考えを語る共同ブログ
【15卒】の一歩後ろで震える僕。
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12月1日、経団連の取り決めでいうところの採用活動がスタートした。
リクナビをはじめとする求人情報サイトへの登録を行う学生は、どうやら随分前のめりであったようでナビサイトのサーバーが落ちたらしい。
こたつに入ってみかんを食べながら、久しぶりに夕方のニュースを見ると、そのテレビ画面の向こう側には大勢のスーツ姿の同年代がいた。
「ほえぇぇぇぇ」という僕の感嘆詞は何も考えずに、その圧倒的な迫力に対して漏れた声である。
テレビの向こう側だけでなく、僕の日常にも「シューカツ」とやらは染み込んできた。
ゼミに出席すると、大半の学生が黒髪にリクルートスーツにビジネスバックだった。
話題はエントリーする会社、合同説明会の日程、などなど。

何もかもが一斉にガラッと、いや、パタッと。
それはもうオセロゲームのように、変わった。
本当に、来るんだ。「シューカツ」って。
というのが、本音。
大人=働いてるっていう図式が強いから、その入り口が見えて僕まで緊張してる。
分かってはいたし、僕だっていずれはどんな形であれやらなきゃいけない。
でも、なんというか、これまでとは違ったリアリティが感じられる。

そんな事を感じながらも、未だにゴソゴソと「やりたい事」とやらを手当たり次第やっている。
こんなんだから、まだまだ大人になれないし、就活一つに集中するってことができないでいる。
就活って実は3年の夏前ぐらいから始まってるのは知ってる。
もっといえば春ぐらいからベンチャーで長期インターンをやってた人だって知ってる。
当事者学生にとって就活をどう捉えて、どんな準備をすべきかも、なんとなくだけど分かった。
僕は16卒予定だからナビ解禁は3月だけど、どうせ水面下の動きは大して変わらないだろう。
というか期間が短くなった分、その圧力は高くなって色んな所に歪みを生むだろうというのも予想できる。
卒論とも時期が被ってるからその辺を学生はどうするか悩む人も多くいるだろうな、とも思う。

「何したらいいかわからない」
「どこへエントリーしたらいいかわからない」
「どうしたら内定貰えるのかわからない」
「何を信じたらいいかわからない」

そういった不安は一歩後ろに立つ僕にも伝染する。
僕が感じ取ることにリアリティを引き立たせる。
内定うんぬんの問題じゃない、それだけは分かってる。
根源的な問いが就活によって掘り起こされるから、人は不安になる。

「生きる事」

それにまつわる様々な不安を就活は一元的に引き受けるのだ。
大半の学生は親の養育下でここまで生活してきた。
しかしそれが外れて、就職とともに家を出る人も多くいるだろう。
現に僕自身も就職したら家から出る気でいる。
妄想が好きでお暇な僕は、色々と想像してみる。
自分で自分の生活を回す時、それには一体どんな場面が思いつくだろうか。
読者の皆様にはどんなシーンが想像できるだろうか。
水道光熱費、それに税金やら食費やら全部を自分で払って、職はなんであれ働いて、広さはなんであれ自分の家に帰って、なんかそれって「大人」だなって僕は思う。
こどもっぽいだろうか、単純すぎるだろうか、僕は。

この画面の向こうにいる、こんなクソくだらない記事を読んで頂いてる皆様が「就活は嫌だ」と思っているのか、それとも「就活やりたい」と思っているのか、僕にはわからない。

ただまぁ、否応なく直面する問題の回答期限が、少なからずのところ僕には来年来るんだろうなぁ、と思う。

それは「イヤだ」とか「いい」とか、そういう捉え方ではなくて僕という一般ピーポーは、“なんとかするべき”一つのフェーズなんだろうなぁと思ってる。

夢がなくても就職はできるだろうし、英語ができなくても就職はできるだろうし、インターンしたことがなくても就職はできるだろうし。

今はなにがなんでも、本をじっくり読んでいたい。

それでも不安だらけな事に変わりはないので、この「就職活動」とやらをどのようにやっていこうかなぁとかも、たまにぼんやり考えてる。

とんでもなく平和ボケした考え方をこの場で露呈するのはいささか気が引けるが、あえて書いておくと「何かに一生懸命のめり込んでたらきっと何かに辿り着くだろう」と思っている。

打算的な考えで大事な事は決めたくないから、遠回りでもなんでもいいから「納得」しながら、自分が頷いてから、何かを選択したい。

僕を急かそうとする全ての言説を、僕はあえて根拠も無しに踏み潰してやろうと思う。

相対的な「上位10%」にも「勝ち組」にもならなくていいから、絶対的な「僕の納得」が欲しい。

にしても、あなた方の一歩後ろで震えてるのは僕です。紛れもなく。

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白井 耕平

白井 耕平

武蔵大学の人文学部2年。 アジア、アフリカが好きなヨーロッパ文化学科。 休学して世界一周していました。 旅関連の記事を発信していきます。 白井 耕平の詳細プロフィールページ
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